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sleep like a log

新聞のコラムや社説をながめてみる

読書か・・・

きょうは3時間睡眠の頭。いつものっぺりした顔だから、目の下、クマというか、ちょっと朱くなっていて、かえっていつもより明るくみえる。年明けだからか、ゲラも原稿もまだそろいきらない。たぶん来週ぐらいからは忙しくなるでしょう。 役者を3日やれば、…

チョコレートを避ける誠実さ

小説家の江國香織さんは、夫が自分以外の女性にチョコレートを贈ることを許さない。「甘くて贅沢な快楽を伴って口の中でとけるチョコレートは男が女の心を溶かすためのもの。恋愛にまつわる約束はたいてい無意味だから、贈り物をすることになった場合、チョ…

ほた、ほた

八戸市出身の芥川賞作家三浦哲郎さんは、確かで美しい日本語の使い手の一人だった。……随筆に『ほた、ほた』という擬音が出てくる。それは寒い冬の夜、三浦さんの母上の日課だった。寝静まった家族の寝床をそっと訪れ、布団の肩口を優しくたたいて回る。「ほ…

パズルの秋

手書きの文字には驚くほどその人の癖が出るという。筆跡鑑定の専門家の手に掛かると、点画の取り方や転筆(筆運びの切り返し)の筆癖は指紋と同じで、誰の文字だか判別できるらしい。 第三者が本人自筆を研究し尽くし、筆跡を偽造しても、ばれるものはばれる…

パブと居酒屋

英国ではパブの閉店に反対する運動は珍しくないという。そこが日本の居酒屋とは大違いであることを、近刊の小坂剛著「酒場天国イギリス」(中公新書ラクレ)に教えられた。 経営が思わしくないと知った常連客が共同経営に乗り出すことがしばしばあり、取り壊…

〆切本

文豪と呼ばれた夏目漱石や島崎藤村から現代の売れっ子作家まで、書き手は原稿の締め切りに追われる。「どうしても書けないんだ」「鉛筆を何本も削ってばかりいる」。言い訳はさまざまだ。締め切りにまつわる作家90人の随筆や手紙、日記、対談から拾った「〆…

図書館へのアクセス

京都に来てから、あまり図書館を利用しなくなりました。 京都市図書館は市内20か所にあり、駅やバスを利用すれば、アクセスは簡単です。ただ、1~2週間に1度は通いたい、となると、ちょっとめんどくさい。たとえば四条のような中心地にはないので、仕事帰…

妖怪話の中の社会

8月もいよいよ終わろうとしていますね。小さいころから夏休みの宿題は30日、31日にするタイプだった私は、小学生のときは泣きながら夜中に絵を描いたりしていましたが、 高校生にもなると夏休みが終わってからやり始めたりもしました。習字、絵、読書感想文…

詩のボクシング

「詩のボクシング」は、リングに見立てたステージに2人の詩人が交互に立って作品を朗読し、それを審判や観客が判定して勝敗を決める。「声と言葉の格闘技」とも説明されている。……持ち時間は1ラウンド3分の10ラウンド制。ユーモアで会場を沸かせる、機関…

ダッカ飲食店襲撃事件

「あらゆる人権を否定するのが貧困です」。10年前、ノーベル平和賞を受けたバングラデシュの銀行家ムハマド・ユヌスさんの言葉を思い出す。貧しい人に無担保で低額を融資する。その金で起業し、自立を促す「マイクロファイナンス」を根付かせた人物だ。…… か…

海と毒薬

『海と毒薬』を読まれたことはありますか。 私は遠藤周作が好きで、いくつか本棚においています。一番好きな『死海のほとり』、晩年の作品で完成度の高い『深い河』、そして、『海と毒薬』も。 ……1945年5月、九州を爆撃した米軍のB29が迎撃を受けて墜落し…

銃とアメリカ

アメリカのナイトクラブで起きた銃乱射事件。犠牲者はアメリカ史上最悪の50人以上とのことです(こんなことを言ってはあれですが、今まで多くの乱射事件が起きたなかで、もっと大きな犠牲を出していたイメージがありました)。 本日のコラムや社説も、アメリ…

時間とあかり

……きょうは「時の記念日」。671年、天智天皇が作った漏剋(ろうこく)(水時計)が、初めて時を刻んだ日にちなみ定められた。『日本書記』には「漏剋を新しき台(うてな)に置く。始(はじ)めて候時(とき)を打つ。鐘鼓(しょうこ)を動(とどろか)す」と…

アメリカの森のくまさん

ある日 森のなか くまさんに 出会った…。童謡「森のくまさん」の歌い出しだ。歌詞に出てくるクマは親切で気が優しい。遭遇した女性にわざわざ「お逃げなさい」と忠告し、後を追って落とし物のイヤリングまで届けてくれる。 逃げなさい、となぜクマが気遣うの…

食べたくない、食べられない

蜷川幸雄氏の逝去、熊本大地震から1ヶ月、沖縄の本土返還44年、タックスヘイブン、三菱自動車の燃費データ不正……と、紙面の話題は豊富ですが、今回は食べ物の話でも。 「高野聖」などの作家、泉鏡花は「豆腐」を「豆府」と書いていたそうだ。…… 口に入れる…

本と武器

きょうは社説欄もコラム欄も、広島訪問を決断したオバマ大統領に関連する内容がほとんどでした。日常が武力によって奪われない世界への、ひとつの足跡になるといいですね。 「ガリヴァー旅行記」のスウィフトに「書物合戦」という作品がある。1697年に執筆さ…

お坊さん

実家には毎年、お盆の時期になるとお坊さんがお経をあげに来てくださるのですが、今のところ私にとってのお坊さんといえば、そういう風物詩的なものでしかない。 ……ウェブサイト上で人生相談ができる「お坊さんが答えるQ&Aサービス hasunoha(ハスノハ)…