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sleep like a log

新聞のコラムや社説をながめてみる

本と武器

文化・宗教

 

 きょうは社説欄もコラム欄も、広島訪問を決断したオバマ大統領に関連する内容がほとんどでした。日常が武力によって奪われない世界への、ひとつの足跡になるといいですね。

 

ガリヴァー旅行記」のスウィフトに「書物合戦」という作品がある。1697年に執筆されフランス、アイルランド、イギリスをまたぐ新旧文学の論争の書になったという。
 ……小川洋子の「言葉の標本」(文芸春秋)で本の内容を知ったが芥川賞作家の解説は示唆に富む。
 「スウィフトとガリヴァー旅行記は図書館の本棚に残っていますが同時代の他の作家たちは消えています。こうした経緯から導き出され、言えることは、今活躍している作家たちも、ほとんどが同じ運命を辿り本棚から消えることです」。
 ……書籍や雑誌など紙の出版物の売り上げ不振が続く。ピークだった1996年に比べると、昨年の市場規模は6割弱まで縮小した。……

〔コラム:宮崎日日新聞2016年5月12日〕

 

  本棚からは消えても、膨大な情報ネットワークの海からは消えないかもしれません。

 でも、誰の記憶にも残らず、探されることも読まれることもないのなら、それは消えたのと同じことなのかな。

 

www.the-miyanichi.co.jp

 

 昨日はレディースデーだったので、映画館で『レヴェナント』を観ました。西部開拓時代のアメリカが物語の舞台です。壮大な自然と、かわいい動物たちと、野蛮な人間のお話しでした。ああいうのを見ると、アメリカが銃を手放そうとしない、その理由というか、精神文化のようなものが分かる気がします。しかし、あんな時代じゃ、おちおち寝てもいられないな。