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難民選手団

 仕事がなくて超ヒマです。

 動いている原稿もゲラも、執筆者か印刷所から戻ってくるのを待つ状態。お盆明けまで仕事がない。仕方がないから自習したり、2、3か月先の仕事に目を通したりしてますが、来週の3日間はなにして過ごそうかな……。お盆が明ければ、忙しいだろうとは思いますが。

 

 去年の夏、ユスラ・マルディニさん(18)は地中海で泳いでいた。夏休みの海水浴ではない。人生のすべてをかけて、泳いでいたのだ。

 シリアでは有望な水泳選手だった彼女は、内戦の激化で難民となった。向かったのは、欧州。トルコからギリシャに渡るとき、二十人が詰め込まれたボートのエンジンが壊れた。去年一年間で三千七百人余の難民の命をのみ込んだ海で、小舟は転覆しそうになった。

 乗り合わせた人々のうち泳げる人は、わずか三人。ユスラさんらは必死に泳いでボートを押し続け、ギリシャの海岸まで皆をたどり着かせた。彼女は笑ってふり返る。「水泳選手が海で溺れたら、大変な恥になると思ったの」……

中日春秋:中日春秋(朝刊コラム):中日新聞(CHUNICHI Web)(2016.8.5)

 

 リオ五輪では、はじめて「難民選手団」が結成されたそうですね。

 代表となるべき国を失った人が、難民の代表として平和の祭典に出場する。きっと国を超えて勇気づけられる人々もいると思います。生きるというのは大変なんだな……。