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新聞のコラムや社説をながめてみる

面前DV

 児童虐待が後を絶たない。全国の児童相談所の虐待対応件数(速報値)は2015年度、初めて10万件を突破。この10年で3倍に増えた。

 厚生労働省が増加の要因として挙げるのが「面前DV」。子どもの前で配偶者に暴力をふるうことを心理的虐待と捉え、警察が通告する事案が増えたと指摘している。……

 本県でDV被害女性のサポートに携わっている支援者は、夫から命に関わるような暴力を受けて入退院を繰り返しても、再び夫の元に戻る女性を何人も見てきた。

 「子どものために両親がいた方がいいという社会通念が根強いため、自分が我慢をすればいいと思ってしまう。DVが児童虐待でもあるという認識の広がりは、女性が暴力から脱出する決心を促すのではないか」と語る。……

岩手日報・論説(2016.8.24)*強調は引用者

 面前DV……。いろんな言葉があるものですね。

 父親が母親に、あるいは母親が父親に暴力や暴言をふるう姿が子どもを委縮させてしまうだろうことは、想像に難くありません。そもそも、配偶者にDVをするようならば、その矛先が子どもに向かう可能性も大きいはずです。暴力を振るうような親ならば、いないほうがよっぽど子どもの教育に良いと思います。

 私自身、母子家庭育ちだからか、両親がそろっていること自体は、それほど重要ではない気がします。片親でも、その親がしっかりしていれば問題ないはず。ただ、片親家庭というのは、大変なのは子どもではなくて、本当は、親なんですよね……。ひとりで生活費を稼いで、家事をこなして、子どもの面倒を見て。

 もっとシングルマザーやシングルファザーが、人生を楽しみながら子育てができる社会になればいいと思います。もちろん離婚を奨励しているわけではなく、そういう社会であれば、一方の配偶者がもう一方の配偶者に虐げられる状況に甘んじる必要もなく、対等でいられるのではないかと思うからです。