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経済的自由による休学・退学(沖縄県)

 教育、貧困、仕事の問題はワンセットですね。

 県内〔沖縄県:引用者注〕の9大学・短大に通う学生のうち2015年度に「経済的事由」で休学していた者が230人、退学者は41人いたことが琉球新報社のアンケートで明らかになった。……
 貸与型奨学金を利用する者も県内の全学生1万9342人のうち、44.8%に当たる8677人に上る。奨学金と名は付くものの、実態は返還しなければならない借金であり「学生ローン」と言えよう。
 経済的に困窮する学生を救済するには、返す必要のない給付型奨学金をはじめとする公的支援の充実が不可欠だ。……

〔出典:琉球新報「社説」2016年9月26日〕

 沖縄に9つも大学、短大が…。

 国公立の偏差値をちらっと見てみましたが、琉球大学の医学部医学科がぬきんでて高く、それ以外は並みという感じでした。返す必要のない給付型奨学金ともなれば、家庭の経済的事情と本人の資質を掛け合わせた審査になるでしょうから、給付型奨学金が整備されても、沖縄県内の事情が改善するかどうかは分かりませんが…。それに、奨学金で生活費か学費のいずれかは補えても、どちらをも頼ることはできません。

 しかし、どんな経済状況であれ、その大学の試験に合格するだけの能力があるのなら、その大学で勉強できる環境にあってほしい、とは思います。

 一方で、高校を卒業した人が、働きながら大学での単位を6~8年ぐらいかけて取得して、卒業資格を得たら職場での給与が上がるなり、別の部署への移動が可能になるなり、あるいは転職が容易にできるような、そういうフレキシブルな社会になればいいのにな、と思います。せっかく、定年まで一社に勤めて、年々給与が上がって、みたいなシステムが崩れつつあるのだから。

 

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