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新聞のコラムや社説をながめてみる

パブと居酒屋

国ではパブの閉店に反対する運動は珍しくないという。そこが日本の居酒屋とは大違いであることを、近刊の小坂剛著「酒場天国イギリス」(中公新書ラクレ)に教えられた。

 経営が思わしくないと知った常連客が共同経営に乗り出すことがしばしばあり、取り壊しの危機にある建物を住民らが買い取りやすくする優遇制度もあるという。パブは地域社会に欠かせない、文字通りパブリック・ハウス(公共の家)なのだ。……

 北斗星(10月7日付)|秋田魁新報電子版

 

 よくRPGとかファンタジー小説とかであるじゃないですか。「あの酒場に行けば、アイツに会えるよ」とか、「あの店で飯でも食いながら情報集めをしよう」とかいう、便利なシチュエーション。そういう人と情報が集まる場所っていいですよね。私はお酒が呑めないので、自分がパブに行って楽しむというよりは、そういう場所があること自体が楽しいことだな、と思う。ただ、そのためにはお酒も料理もおいしくなければいけないし、客も気さくでおおらかで、お店の人も愉快でなければならない。夜にそこへ足を向ける気力や時間やお金だって必要です。

 日本にとっての居酒屋は、その「場」にコミュニケーションがあるのではなくて、お酒という「ツール」をコミュニケーションの媒介に(ときには軽快に、ときには親密に、ときには強引に)するようなイメージがあります。まあ、居酒屋もパブも知りはしないんですけども。