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ほた、ほた

 戸市出身の芥川賞作家三浦哲郎さんは、確かで美しい日本語の使い手の一人だった。……随筆に『ほた、ほた』という擬音が出てくる。それは寒い冬の夜、三浦さんの母上の日課だった。寝静まった家族の寝床をそっと訪れ、布団の肩口を優しくたたいて回る。「ほた、ほた」とは中の寒気を追い出すその音だ。(『おふくろの夜回り』文藝春秋

*出典:天鐘(2016.11.7)

 

 この三浦哲郎さんという作家が気になっています。

 11月の『公募ガイド』を買ったら、エッセイの書き方特集みたいなものをしていて、そこにエッセイの例として、「ほた、ほた」の話も含め、三浦さんの作品がいくつか載せられていました。

 哲郎は、「てつろう」ではなく「てつお」らしい。最近は小説ではなく随筆の気分だから、探して読んでみようかな。