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ラズ語の禽獣命令詞

 海の東側、トルコとジョージアグルジア)の国境付近で話されている「ラズ語」には、言語学者の小島剛一さんが禽獣命令詞と名付けた独特の言葉がある。

 例えばネコに向かって「餌をあげるから来い」は「キティキティキティ」、これがニワトリなら「プリーチョチョチョ」。それぞれに追い払う際の言葉もある。牛を交尾させるため雄牛を興奮させる際は「エルラハー」と言う。……

 ラズ人を自称する120万人のうち、ラズ語を話せるのは5分の1にすぎず、消滅の危機にあるという。小島さんは世界初のラズ語辞書を編さん中だ。支援組織(ひつじ書房内)が2年後の刊行を目標に賛同者を募っている。

 出所:北斗星(9月21日付)|秋田魁新報電子版

 ラズ語の中には、猫語、鶏語、牛語があるらしい。動物にとても密接した日々の営みが想像できます。

 少し調べてみたら、この小島剛一さんという方は、非常に熱い心を持った言語学者のようです。いずれ著書を読んでみたいなと思いました。トルコには、東西のはざまに位置する文化的な美しさや不安定さに対して憧れがありますが、情勢的にも揺れ動く国です。トルコに魅せられた言語学者の目を通して、どんなふうに描かれているのか、興味があります。

 9月20日から26日は動物愛護週間です。

 

 ラズ語辞書の支援組織:ラズ語辞書刊行のご協力へのお願い