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買い物弱者

 やすく使うのがためらわれる言葉がある。例えば「帰宅難民」と言うときの「難民」。「災害弱者」と言うときの「弱者」。どことなく哀れむような感じが漂う。ただ、字面をじっと見ていると「難問だな」「弱ったな」とつぶやきが聞こえてきそうで、様子を言い表している気もする。

 本県は「弱ったな」の声がとりわけ強い。65歳以上の「買い物弱者」の数が人口に占める比率は、本県が全国の都道府県で最も高いという。2015年時点での国の推計値が発表された。

 スーパーやコンビニが自宅から遠く、車も使えず、食品を買うのに苦労する。そんな「高齢の弱者」の本県での人口比は34.6%で、ほぼ3人に1人に上る。……

 出典:弱り果てる前に - 長崎新聞(2018.6.11)

 

 実家は山の中の一軒家なので、車がなければ人里におりることができない。私は保育園から高校まで、ずっと車で送り迎えをしてもらっていました。今は、還暦を迎えたばかりの親もまだ元気だし、祖父も運転はもうしないものの、畑で何かしら作っているから生活は何とかなっていますが、今後、どうなるかは分からない。

 そもそも、何を思ってこんな山中に家をひらいたのか。その昔、家督争いにやぶれて落ち延びたとは眉唾話に聞いたけれども、そんなに残党狩りが激しかったのでしょうか…。実家に帰省しても、旧友に会いに行くのすら面倒くさい立地です。