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デジタルとアナログ

 日、会社の後輩から、大切な紙の資料を電子文書化していないことを不思議がられた。そうすれば効率的に保存できると言いたいらしい。アナログ世代は、ITやらSNSやらAIやら、もうついていけない。

 デジタルが暮らしで幅を利かせる中、人生の先輩たちの地道な努力が実を結んだ本と出合った。南日本出版文化賞を受賞した「図解・九州の植物」は、1502種の植物がすべてペンで描かれている。

 著者の平田浩さんは85歳である。カメラでは写りにくい細部の構造や特徴を39年、描き続けてきた。上下巻あわせて1428ページ。手に取るとずしりと重い。中身は初心者にも分かりやすく、引き込まれる。……

 出典:先日、会社の後輩から、大切な... | 南風録 | 南日本新聞 | 373news.com(2018.6.14)

  デジタルの利点を主張するからといって、それは別にアナログの利点をないがしろにするわけではないと思うんですよね。デジタルにはアナログのバックアップ的な要素があるので。「カメラでは写りにくい細部の構造や特徴」が描かれた「上下巻あわせて1428ページ」の書物も、電子書籍にすることによって、携帯しやすく、色あせることなく保管することができます。この「会社の後輩」が言いたいこととは、そういうことではないでしょうか。